本膳料理とは何か

本膳料理とは何か

日本料理で最も基本となるものというと、これは本膳料理なのですが、これは本格的なおもてなしの料理ということで、室町時代に始まりました。

 

そもそも、あまり本膳料理という言葉は聞いたことがないという人も多くいるかもしれません。確かに、精進料理や懐石料理、会席料理というものと比べると、本膳料理を出す店もずいぶんと少なく、馴染がないというのも無理はないですね。

 

イメージとしては、お殿様が召し上がる食事ということでもあるのですが、お椀やお膳はすべて朱色に染められたものが使われていて、美しく料理が盛り付けられています。大きなお膳に5つの小さなお椀や小皿があるのですが、小さなお椀・お皿の中に料理が盛られています。そして、献立の内容、食べ方から順序、食べる時の服装や作法までしっかりと決められていて、とにかく儀式が重要視されていました。

 

なので、公の儀式や冠婚葬祭で食べられていたのですが、こうしたものもあまり見られなくなってしまいました。本膳料理は儀式が重要視されていたのですが、しかし、どうしても現代では、堅苦しい食事スタイルということで、次第に廃れていってしまいました。